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何度もお仕事でご一緒させて頂いている、写真家の野寺治孝さん。
私のデスクトップには、野寺さんの写真がどーんと映っている。
どこか外国の建物の、内側から窓の外を眺めている写真だ。
細かく区切られた緑の木枠の窓からは、海が見える。道が見える。工場が見える。
木枠やカウンターには、誰かの落書きやナイフで掘った文字が見える。
空は青く晴れているけれど、夕日の黄色も差し込み、切ない気持ちになる。

毎日毎日目にするので、今となっては、まるで部屋の一部と化したこの風景に、
現実で出会ってしまったら私はどんな気持ちになるのだろう。

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その白い半透明のプリプリした物質は突然あらわれた。
ある日洗濯機の丸い蓋を開けると、洗い終えた7kgの洗濯物に、保冷剤の中身のようなゲル化した物質がびっしりとまぶされていた。なんなのだ一体これは。

まずそれが何なのかまったく判らず、しばらく呆然としながら原因を考える。
息子・当時2才が容疑者として上がる。
(ははーん保冷剤を洗濯物かごの中に入れたな!)
その時点ではそれ以外には考えられず、まあ仕方が無いなとそのジェリーまみれの洗濯物を干し始めた。

ところがこれが異常に時間のかかることとなる。ぺちょぺちょしたつぶつぶのジェリーを振り払い、ひっくり返しまた振り払い、それでも落ちず振り払い、振り払ったジェリーが自分の服や顔に気持ち悪くひっついたのを振り払い……
(息子許さん!「知らないけろ?」とか可愛い顔で言うんだきっと許さん!)
(それとも夫か? お弁当の保冷剤に気づかずにそのまま入れちゃったのか?)
結局私がチェックしていないのがいけないんだというのは置いておいて。

そうこうして、小1時間程ジェリーと格闘し、ついにそれは姿をあらわした!


パンツおむつ。


パンツおむつ~~~!の吸水システム部分!
パンパンに膨らんだパンツおむつがでろーんとカゴの中に鎮座していた。
そ、そうだったのか……さらなる脱力感が私を襲い、そして悟った。
それは息子のおしっこもいっしょにとじこめたジェリーだったのだと。


それから1年の月日が経ち、私は今日、まったく同じ光景を目の当たりにした。
その半透明のプリプリしたジェリーまみれの洗濯物を。
デジャ・ヴュ?

そして僕は途方に暮れる……
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今後ともどうぞ宜しくお願い致します